Blog〜婚活知恵袋〜

クリスマスに寄せて思うこと

クリスマスはお好きですか

クリスマスっておそらく多くの人たちにとって楽しい嬉しいイメージがありますよね。

「いいえ、私は今年も一人だから関係ありません。心を無にして過ごしてます」

なんていう人もいると思います。ですが、実はご家庭がある人やパートナーがいる人でも大きなストレスを抱えているというデータがあります。

  • クリスマスだから、お相手にサプライズしなくては!
  • クリスマスのご馳走どうしよう、ケーキの予約しなくちゃ
  • 彼女が欲しがっていたプレゼント、高いなぁ
  • 街のキラキラした感じがなんだか騒々しくて疲れる
  • どこもデートスポットは人混みがすごくてヘトヘト
  • もしも彼氏がデートに誘ってくれなかったら傷つくわ

など、クリスマスだからということで、パートナーや家族がいる人たちにも、通常以上の”何か”を期待されたり、したりするムードが高まります。それによってメンタルに負荷がかかり、疲労が加速するという医学的なデータもあるのです。

「ただでさえ、この時期は仕事が忙しすぎてきつい」

という婚活男女が多いもの。

いつもよりもちょっと豪華なカロリーの高い食事やアルコールも、多すぎたら決して体にいいものではありません。胃にも肝臓にも負担がかかるクリスマスシーズン、日頃から免疫を高め、規則正しい生活とマインドフルネスをして整えて臨むことをお勧めします。

心がほっこりするような時間を過ごして

バブルの時代を知っている50代の男女は、パートナーがいるというだけで派手にお祝いしたくなるかもしれません。ですが忘れないで欲しいのは、そもそもキリストの誕生を祝う聖なる日ということ。

ちなみによくあるお祝いは24日か25日か問題については以下の通りです。

キリスト教会暦では、新しい一日は日没からはじまると考えられています。 そのため、12月24日の日没から「クリスマス」がはじまり、25日の日没までが「クリスマス当日」となるのです。 つまり現代暦における12月24日の夜は、キリスト教会の暦上ではすでに「クリスマス当日の夜」ということ。

つまりはまとめると、

  • 夜に祝うなら、12月24日
  • 昼間に正式に祝うなら、12月25日
  • 25日の日没以降はもうクリスマスは終わっている

というのが正しい考え方なのだそうです。私も最近までよく知りませんでした。

クリスチャンでなくてもOK!お祭り大好きな日本人気質ですが、せめて”一緒に過ごす人がいる”のでしたら、そのことを喜びましょう。それ以上何もなくていいのではないかと思うほどです。

でももしも今はパートナーがいないのでしたら、来年はきっと誰かと楽しく過ごせるように、婚活を始めてみてはいかがでしょうか?

ぶどうの樹結婚相談所では、ご成婚した方の7割以上がご入会から1年以内にご成婚しています。(そのうち半数は半年以内のご成婚です。)この年末からスタートすれば、来年のクリスマスには余裕で間に合っているかもしれませんよ。

子供と過ごすクリスマス

結婚して子供が欲しい、という方なら、プレゼントをされる側から子供へする側になっていきます。自分が親になって始めて経験するクリスマスを、ぜひ想像してみて下さい。はじめてご自身がサンタクロースの役を担うことになるかもしれません。

ケーキも、プレゼントも、ツリーやチキンなどのご馳走も、子供心には全てが新鮮で本当にワクワクするものです。30年生きていたら、30回以上クリスマスを経験しているはずですが、”生まれて初めてのクリスマス”を次の世代へ教えてあげるという役割には感慨深いものがありますよね。

いつかそうなったらいいな、素敵だな、を叶えるための一歩を踏み出してみませんか?

不安でも大丈夫、自信がない方こそ、結局は幸せになれています。

未来のクリスマへの扉を開きましょう!

婚活で言ってはいけないNGワード

婚活で地雷ワードを言っていませんか?

結婚相談所の門を叩く30代〜40代の男女の75%前後の方が、

  • 子供が欲しいから結婚したい

とおっしゃいます。それは自然なお気持ちだと思います。1

もちろんこれらは本心だと思いますが、どうもストレートにお相手に伝えると、とっても自己中心的なニュアンスに伝わってしまうので良くないのです。

お相手の気持ちを考えて言おう

例えば、「子供が絶対に欲しい」と思っている男性。特に経済力があり、ある程度社会的にも成功している男性に多いのですが、お金ならある、という自信からか

子供が絶対に欲しいんです。自分は長男(もしくは一人っ子)なので、子供はマストなんですけど大丈夫ですか?

なんて言い放っていませんか?

もしもお金があっても、もしも事情があり、子供が必要だとしても、妊娠・出産のように、女性の身体や生命に関わることを軽々しく「絶対」などというのは非常に思いやりがない言い方です。

仮に女性も子供をのぞんでいたとしても、言い方一つでドン引きさせてしまう可能性があります。身体的な負担だけでなく、子供を儲けることによって、人によっては仕事を辞めたり、セーブする必要が出てくるケースもあり、また仕事を続けるとしても大きな負担を背負うのは主に女性なのです。

でも逆に、女性の方から先に

私、子供が絶対に欲しいんです!

と言ってきたとしたら、

僕もそう思ってる。欲しいよね、子供!

は全然問題ないのです。要はお相手次第で言っていいタイミングや言葉の使い方があるよ、ということなのです。また35歳を過ぎると妊娠できる確率は低下すると言われているため、特に40歳前後で子供を持ちたいと思っている女性にはこの「絶対に欲しい」という男性の言葉がズシンと重くなってしまうのです。

お相手への過度な要求は基本NG

想像してみて下さい。

あなたが東京学合格を目指している、受験生だとしましょう。

もしも親御さんが「(お金ならあるから)絶対東大に現役合格しなさい」と言ったらどう思うでしょうか?自分だって合格したいから頑張るけれど、【絶対に】受かるとは断言できないのではないでしょうか。お金があるから学費は問題ない、のかもしれませんが、お金さえあればなんとかなるものではありません。自分の人生が左右される選択をまわりが勝手に合格しろ、とおしつけていいものではありませんよね。特に、初めての受験なら、試験当日まで何が起こるかわかりません。不安がある上に強いストレスをかけると、大抵物事はうまくいかなくなってしまいますからね。

それと同じような、いやそれ以上のことを、まだ出会って数週間のお相手に平気で言っていると考えると、いかに”自分には時間ない”と切羽詰まっているからといって、配慮がなさ過ぎます。妊娠するのも出産するのも、授乳するのも女性です。子供を産み育てることに関しては、何よりも一番に女性の気持ちを尊重する姿勢が不可欠であると認識しましょう。

女性でもそうです。

子供の頃からの夢で、結婚したら新築の一軒家に住みたかった、結婚したら専業主婦になって3食昼寝付きがいい、と、思うのは自由です。ですが、自分は何もせずにただお相手に「ああしてこうして」というのはあまりにも図々しいというもの。

この線は絶対に譲れない!

と頑なに自分の理想だけ主張していると「自己中心的で感じの悪い人」と思われて、その結果子供どころか伴侶さえなかなか持てないのが婚活なのです。

幸せな家庭を作れた人がしていること

実は結婚相談所で婚活スタートから半年以内で結婚できて、一年以内に子供を授かった人たちに共通の特徴があります。それは、子供が欲しいとかお家が欲しいとか、働きたくないなど自分の希望を声高に言わない、ということです。

これってどんなモテるテクニックよりも、美しさや高い年収よりも重要なことかもしれません。

  • いいな、と思ったお相手とは毎週きちんきちんと会っていく。
  • 今目の前のデートを楽しむこと、お相手を楽しませることに全集中する。

あとは交際2ヶ月が立つ頃に真剣交際どうしますか?→YES

3ヶ月が経過する頃にそろそろ結婚を考えてますか?→YES

これだけ。先回りして高級海外ブランドの指輪を買ってくれとか、自分の実家のそばに住みたいとか、何か自分にだけメリットがあるような要望をゴリ押ししようとすると交際が終了し、振り出しへ戻るのです。

どうしてそうなのか、わかりますか?

それはそもそも家庭を持つ、ということは、自分の欲望を満たすことよりも、一生隣にいるお相手のそれをまず聞いて、尊重することだからです。自分が一番かわいいのはみんな一緒です。だからこそ、パートナーを一番に大切にしてあげることでグッとくるのです。

お父さん、お母さんの行動を思い出して下さい。どんなに眠たくても、あなたが泣いたらあなたを最優先してオムツを変えたり、ミルクを飲ませてくれたでしょう。自分の欲しい車や行きたい旅行を少しの間辛抱して、あなたの学費に回し、あなたの欲しいものを優先的に買ってあげたのでないでしょうか?

家族の幸せが自分の幸せでもある、お互いにそう感じる心がないと、あるいはもし結婚できたとしても、それぞれが自己中心的に振る舞い、幸せな家庭は築けません。

思いやりの心、というと月並みに聞こえるかもしれませんが、そうやって私たちは人に優しくすることをまず一番最初に家族から学んで大きくなるのです。

まとめ

何度お見合いをしても、何人と交際しても婚活がうまくいかない人は大抵、少し思いやりが足らない人です。その結果、自分が損をしない人を必死で探しているようです。目の前の方を楽しませるようなことはしない割に、「あの人ってケチでちっとも楽しくない」「子供を産んでくれると思ってご飯を奢ったのに、いやとは何ごとか!」と批評をしていませんか?

独身時代って自由気ままにいられるので、独身が長引くほど、悪気なく自分の満足を最優先して、お相手の満足を考えなくなるようですよ。逆に自分はこれでいいけど、お相手はどう感じるのかな、とほんの少しでも立ち止まって考えられるようになれれば突然道が開ける、その理解へプロセスが婚活なのです。

なぜなら、家族を持つって自分よりも大切な人ができる、ということだからです。

もう直ぐクリスマスですね、どうぞみなさまご家族をまずは大切になさって下さいね。私はいつもクリスマスシーズンは、会員様のプロポーズの成功を心から応援してハラハラドキドキしております。

今年もいいニュースがたくさん聞けそうです。

荻田

  1. マイナビニュース「婚活男女、結婚後「子どもを希望する」割合は?」2024年9月29日 ↩︎

年下男性と結婚できた女性の成婚ルポ

結婚するなら年下男性がいい!

最近は年下の男性を希望する女性が増えています。とはいえ、統計によると、6割の女性が年上男性との結婚を希望しており、同年齢と年下をあわせて4割程度に留まります。

ぶどうの樹結婚相談所でもやはり、年下の男性・同じ学年の男性と結婚できた女性は4割ほど。実は結婚相談所と年下男性って相性がいいのかもしれません。

ちなみに年下を希望する女性の意見としては

  • 年上男性がお相手だと遠慮して自分らしくいられない
  • ちょっとしたことで叱られたり責められたりしそう
  • 上から目線がとにかくイヤ

などがあります。一方で、同学年や年下を希望する理由は

  • 友達みたいになんでも言い合える関係になれそう
  • 若い男性の方が謙虚で素直そう
  • 清潔感があると感じる

というのが結婚前のイメージなのですが、実際のところどうなのでしょうか?

今回は、ある二人の女性会員様が、思いがけず年下男性と結婚できた事例をご紹介しましょう。

自律した女性&ひとりっ子の奥手男性

奈菜子さん(39歳・仮名)は、愛嬌のある丸顔で、意志が強く行動力があるキャリアウーマン。でも仕事の人間関係やストレスに疲れ果てており、少しのんびりしたいから結婚でもしたいな、と思ったそうです。また、自分よりも先に結婚して出産もしているお姉さんへのライバル意識が強い女性でした。

そんな彼女のご入会の時の希望条件は、

  • 年齢は9歳上までOK
  • 年収は700万以上の国家公務員希望
  • 専業主婦希望、週に3日のパートならギリギリOK

というものでした。なぜ?と聞くと、お姉さんが国家公務員の中でもエリート男性と最近結婚相談所で結婚して、専業主婦をしているから、自分も同じかそれ以上の男性と結婚したいという本音をお話しくださいました。

実際に婚活をスタートしてみると、気立てが良くコミュ力が高い奈菜子さんは、年上の方から同い年まで、約12人ほどの男性とのお見合いが組め、そのうちの8人と交際に入れました。

ですが、年上で希望の年収をクリアしている男性たちからは、何度かデートをすると

「マナーが悪い」「服装がカジュアルすぎる」「女子力がない」

などのわかりやすいダメ出しが続き、あっという間に交際が終了。婚活スタートから3ヶ月後にはお相手が誰もいない状態になってしまったのです。私もカウンセリングで色々アドバイスをしましたが、結局

もう今から自分を変えることは難しいと思います

と奈菜子さん。私も、カウンセリングをしていて、奈菜子さんの場合は、自分を変えてお相手に気に入られるように振る舞うより、お相手選びの仕方を変えた方が良いと思い

「奈菜ちゃんはそのままで大丈夫。だけど、未来の旦那様への感謝とリスペクトだけは持ってね。それで十分だし、それ以上礼儀作法や女子力を求めてくる人とは、多分ずっと一緒にいたら息が詰まってしまうでしょう。だから、どんなに条件が良くてもそういう人は見送った方がいいかもしれないわね。あくまでも【自分らしく】を貫きたいなら、お相手に条件は問わない。そのくらいの覚悟を持ちましょう。私がお見合いしてくれるお相手を探してくるから、どんな条件の人でもまずは一度会ってみて。」

そう諭すと、すっかり自信をなくしていた彼女は目に涙を溜めてうなづきました。

「本音をいうと、最初はお金と見栄のため、姉を見返すために結婚したい、と思っていたけど今は違います。結婚して、ちゃんと人から愛されてみたいんです。幼い時から姉ばかりを可愛がる両親で、自分は親から可愛がられたことがないんです。だから幸せな家庭のイメージなんて持てない。けど、今は結婚して愛情たっぷりの家庭を築きたい。それが叶うなら何もいらないくらいです」

私はこう応えました。

「そうだよね、奈菜ちゃんって本当は人一倍優しくて、他人のことを思いやることができる人って私はよく知ってる。だから奈菜ちゃんを心から愛して大切にしてくれる人を見つけよう。その代わり、奈菜ちゃんも、その人のことをATMみたいに扱ってはダメよ、大切に大切に心を込めてお付き合いしてほしいの。できる?」

そういうと、奈菜子さんは

「わかりました。心を入れ替えます。だから、荻田さん、よろしくお願いします!」

と覚悟を決めたのでした。

お相手探しの再スタート

普段から仲人の連携をとっているぶどうの樹結婚相談所では、プロフィールだけではわからないお人柄やお相手に求める人物像など情報交換をしています。そこで、10年来のお付き合いのある仲人さんへ電話でご相談したところ、

「あら、このかたね、ちょうどいい男性がいます。でも彼女、少し年下の男性は平気?年収はまだ高くないけど、年上で丸顔の女性が好きな男性がいるんです。今ちょうどプロフィールを見せたら、ぜひお会いしたいと言ってくれてるの。いかがかしら?」

ということで、真司さん(38歳・仮名)とお見合いが成立しました。

年下男性との交際

第一印象は真司さんの方が、奈菜子さんのことを「好みのタイプと思った」とのこと。奈菜子さんも、「年収は置いておくとして、ハンサムな好青年だから、ちょっといいかも♡」とのことでした。

実は真司さんは、俳優の流星涼さんに似た大変ハンサムで背の高い方でした。ですが、なんと外見にに合わず、ひとりっ子でシャイ、おしゃべりが苦手な受け身タイプ。でも逆にそれが、世話好きで人情があり、トーク上手な奈菜子さんとピッタリ波長があい、交際が順調に進んで行ったのです。

交際2ヶ月経過した頃からは、奈菜子さんは真司さんの年収面の不安から、自分が希望するライフスタイル(夢の専業主婦生活)が送れないかもしれないことなど、少し悩んだ時期もありました。ですが、奈菜子さんの気持ちが真司さんとの交際によって穏やかになっていくにつれ、職場での人間関係も改善し、不思議と「働きたくない」という気持ちがおさまっていったそうです。

「共稼ぎでやっていけば彼のお給料でも暮らせるよね?どうする?専業主婦を取って彼を諦めるか、彼をとって専業主婦と諦めるか、選ぶ権利はななちゃんにあるのよ。」

そういうと、少し考えたい、と奈菜子さんは神妙な顔をしていました。

妥協ではなく彼がいないと生きていけない

不器用ながらとびっきり優しい真司さんの真心に触れて、いつしか奈菜子さんは、専業主婦なんてどうでもいい、彼とずっと一緒にいたい、という気持ちになっていきました。

交際3ヶ月目のプロポーズデートの時、緊張でうまく言葉が出てこない彼を自宅へと誘い、彼女の部屋でお茶をして過ごしている時に、やっと

「こんなふうにずっと一緒にいよう。僕の家族になって下さい」

と真司さんから言われたそうです。その時は本当に嬉しくて、仲人へ真っ先に電話してくれました。そして二人で嬉し泣きをしました。

「彼なしではもう1日も生きていられない、今はそんな気持ちです。本当にありがとうございました。」

奈菜子さんがそう言って電話を切った後も、仲人は嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。今でも元気一杯に時々お電話をくれますが、声を聞くたびにあの時の感動がよみがえります。

とはいえ、結婚後はつい言葉がキツくなって、彼を萎縮させてしまう奈菜子さんでしたが、その度に仲人のアドバイスを聞いてくれ、今では夫婦関係は良好、理想の旦那さまとおっしゃっています。

再婚女性と年下の真面目な男性

30才でぶどうの樹結婚相談所の門を叩いてくださったのは、30才にはまったく見えないキュートなみきさん(仮名)。

実はみきさんは、20代の時マッチングアプリで出会った男性とスピード婚をしたのですが、その後旦那さんと性格の不一致から離婚。しかも婚姻中は夫に自分のお給料を全て渡していたそうで、貯金はほぼゼロ。仕方なく実家に帰ってきた、と涙ぐんでお話し下さいました。

私、お嫁さんになるのがずっと夢で、20代で結婚して子供を産めなかったらもう人生終わりだと思って生きてきました。もう30だけど、今からでもなんとかなるのでしょうか?

と真剣にご相談下さいました。

もちろん大丈夫、むしろ仲人型結婚相談所で最も結婚しやすいのは、30歳前後の女性なんですよ。

そうお答えしましたが、まだ半信半疑の様子で、

お相手は再婚でも10歳以上年上でもいい、私には貯金がないし、仕事も離婚と同時に引っ越して辞めてしまったので、とにかく経済力がある男性でおねがいします。

とおっしゃっていました。

そんなみきさんはご入会と同時にお申し込みが殺到しましたが、ご自身が選ぶのは、なんとお顔が綺麗なかたばかり。仲人が性格が良さそうな方をおすすめしても「実は私、面食いなんです」ときっぱり。ハンサムで高収入の人との結婚が理想、ということがよくわかりました。

ですが同時に、そういった条件や外見にばかり気を取られて、男性の誠実さや将来性を見ようとしていないということが仲人にはよくわかりました。

高収入の年上男性との交際

みきさんはとてもキュートで女の子らしい立ち居振る舞いができる人なので、年上それも10歳近く上の高年収の男性とよくお見合いが組めました。ですが、交際に入ると彼女のわがままで自己中心的なところが気になってくるらしく、

依存心が強くて家庭を任せられない

奢ってもらうことを当たり前と思っている

などのご指摘を受けることがしばしばありました。

みきさんに言わせれば、

10歳も年上だし、年収は私の倍以上あるんだから奢ってもらってもいいですよね?

これでも遠慮して、なるべく安いものをオーダーしてあげてるんですよ。

それで文句をいわれるならもうお断りでいいです。

という理屈。実際にみきさんは、いつも金欠でデート代をお手伝いする余裕がないようでしたので、それで文句を言わない人と結婚するんだな、と仲人もハラハラしつつ見守っていました。

ですがそんなみきさんも流石に31歳の誕生日が3ヶ月後に迫ってきた時に

このままではいけないかも

と気付いたようでした。そんな時にお申し込みしてくれたのが、1歳年下のたかあきさん(29歳・仮名)だったのです。

たかあきさんは年収面では飛び抜けたものはなかったのですが、少し違うタイプの方と会ってみると発想の転換があるかも、と仲人が強くおすすめしたのです。そしてなんといっても誠実そうで安定したお仕事なので結婚相手にはいいと思う、との言葉に促され、みきさんは軽い気持ちでお見合いに臨みました。

その時はまさか彼と結婚することになるとは想像していなかった、と後でお聞きしましたけど、仲人はこれはうまくいきそう、と内心思ってそっと送り出したのでした。

一歳年下の頼りになる男性

たかあきさんは、まだ20代ながらとても堅実でジェントルマンな振る舞いができる男性でした。

また20代で結婚して30歳で子供が欲しい、という計画があり、スピーディーにお話が進むお相手を探していました。そこで20代前半の恋愛気分の女性ではなく、結婚を意識している30代女性を探していたそうです。

今は年収はそんなに高くないけど、確実に上がっていく公務員だから、できるだけ早くお嫁さんを見つけて転勤になる前に家族を持ちたい。

そうカウンセラーさんからも聞いていました。

婚活にスピード感を求めているみきさんとは波長が合うのは言うまでもありません。

それまでみきさんは、かなり年上の男性とばかりデートをしていたので、同世代であることの気楽さやフィーリングが合うところなどが新鮮で、どんどんたかあきさんにひかれていったのです。

デート代を手伝うように

お相手が年上男性の時はお財布を一切開かなかったみきさんですが、流石にお相手が年下ということもあり、少しでもお会計を手伝いたい、という姿勢を見せるようになっていきました。ですがそんな時も

「デートは男が出すものだから大丈夫です」

ときっぱりお断りをするたかあきさんに対して、

「すごいと思うし、逆に申し訳ない気持ちになった」

と男性への尊敬と感謝の言葉が出るようになっていったのです。

4回目のデートで、彼女の方から

いつもお食事をご馳走してもらっているから、せめてお茶代は出させて下さい。

といったそうです。何かが彼女の中で変わったまさにその時に、彼から真剣交際の申し出がありました。

プロポーズへ

そこからは、

もう彼しか考えられない。彼との赤ちゃんが早く見たい。

恋愛体質なみきさんならではで、自分の直感に素直に従ったところ、年収ではなく将来性と、彼の行動や人柄に惚れていったそうです。特に偉そうなところが全くない彼の態度に、

「他の男性とは全然違う。年上男性は確かにお金は持っていたけど、私のことを単に”若い女”としてしか見てくれなかった気がする。でも彼は私をちゃんと人として尊重してくれていると感じられました」

と大きく心を動かされたそうでした。ですが結婚は生活ですので、

年収面での不安はないの?

と仲人が聞くと、

「私無駄使いしないので、大丈夫です。公務員なら不景気でも収入が徐々に上がっていきますよね?退職金や年金も十分にもらえそうだから老後も安心だし、彼に決めます。」

子供ができても、教育ローンを組んで大きくなるまでには増やして備えられる、という計算もしっかりしていました。

そして交際3ヶ月を待たずに、彼と二人で指輪を見にゆき、みきさんの誕生日の1週間前にプロポーズをしてもらいました。

年齢や年収より大切なもの

年下の男性だと、交際をリードできない、というのは間違った思い込みです。もちろんそういうタイプの方がいることは否定しませんが、実は年上でもリードしない・できないタイプの人っているものです。

どんなタイプの方でも、男性から言わせると、女性がお客さんとして楽しませてもらうという姿勢ではなく、自分もデートを楽しむために協力する姿勢、が見れた時に、パートナーとして女性を意識するようになるもの。実はそれはあらゆる世代に共通なのかもしれません。

また、結婚を急いでいるのに、なかなか決まらない女性の中には、結婚において年収よりも大切なものはない、と考えている人もいます。ですがそれは正解ではありません。なぜなら、年収は上がりも下りもするものだからです。

例えば、今流行っていて景気の良い業種でも、下り坂になる時が来るかもしれませんし、今は少ないお給料でも将来的に上がっていくかもしれませんよ。大手企業ならリストラや合併、出向もあるでしょう。

また、高収入の男性からすれば、お見合いの申し込みが放っておいても女性から来るので、どうしても上から目線でジャッジしがちです。その点、平均的な年収の年下の男性なら”将来性”または”時間”というスペックがあります。この、時間というのは絶対にお金では買えないものですが、結婚後の二人を強く結びつけるものです。

一緒に年齢を重ねていけるという貴重な時間

子供の成長をともに担っていくという時間

老後も一緒にのんびり過せるという時間

また、一方でどんなに若くても、一緒に過ごせないくらい忙しい人や、性格が合わない人だと本当に結婚後苦労します。だからこそ、あなたのために貴重な時間を割いてくれる人かどうか、会っていない時にもあなたのことを想ってくれているかどうかはとても重要なポイントになります。

まとめ

今回は、年下男性と偶然にも結婚できた二人の女性の例をお伝えしました。

・キャリアウーマンと奥手な一人っ子男性

・再婚女性と公務員の真面目な男性

です。最近は男性からのお問い合わせでも「年上の女性とのご縁はありますか?」というお声が増えつつあります。一方で、「子供が欲しいから絶対に年下女性がいい」という男性もいますよ。ぶどうの樹結婚相談所では、年齢だけでなく色々な方と会ってみて決めることをお勧めしています。まずは無料相談でご希望をお聞きしますので、お気軽にお問合せくださいね。

荻田

楽しそうに笑顔で会話する婚活女性

ハイスペよりもおすすめ、優良スペックとは

ハイスペ婚は疲れる!?

世の中の不景気感、物価上昇などの影響もあり、かつてないほど”男女ともに”お相手の年収を気にする時代となっています。一方で、年収ばかりを気にしてハイスペック男性にしか目もくれないでいると、こんなお悩みがでてきます。

  • 超人気ハイスペ男性にしか申し込まないので、お見合いが成立しづらい
  • 実際ハイスペ男性と会ってみたら性格が良くなかったり、価値観が合わない
  • 交際の最後の最後で男性のご家族にNOと言われて傷つく

このいわば【ハイスペショック】はかなりダメージが大きいもの。人によっては婚活鬱になってドロップアウトしてしまったり、うまく結婚へこぎつけたとしても、結婚後にかなり窮屈な思いをする可能性はあります。

希望条件のてんこ盛りにご注意

もちろん経済力は結婚生活において大切な要素です。ですが年収や資産だけでなく、

  • 身長は175cm以上ないと無理
  • 学歴は有名大学卒業がいい
  • コミュ力も高い面白い人希望
  • 人気俳優さんによく似たイケメンがいいな

など理想ばかりを言っていませんか? 希望条件のてんこ盛りではあっという間に5年10年が飛んでいってしまうのも、婚活の現実なのです。

そこでご提案したいのが、あなたがまだお綺麗で、心が元気なうちにお嫁に行ける可能性が高い、優良スペック男性との結婚です。

絶対評価と相対評価

いわゆるハイスペと優良スペックとの違いは、一言で言うと絶対評価と相対評価です。

ハイ=高いスペックということは、あなたのスペックや婚活での市場価値的なものを無視して、一方的に希望条件を決めているということ。ボーダーラインを最初に作り、そこで足切りをするのが「絶対評価」です。資格試験などが当てはまることが多いでしょう。これだと条件設定によっては合格者(結婚対象となる方)が0人になってしまう可能性も出てきます。

それに対して、相対評価というのは、受験者の中で上から何人までを合格とするというもので、大学受験などで普通に行われている方式です。婚活に例えると、今お申し込みしてくれている男性の中で、まあまあ条件が自分とかけ離れていない、極端に違いすぎないお相手を選ぶというやり方なのです。

優良スペックがおすすめな理由

優良スペック男性と結婚すると、結婚した後が気楽で、安心して暮らせています。なぜなら、決める基準はあなた自身のスペックだからです。年齢や年収、ルックス、家事能力、性格、結婚観なども含めて、自分よりも少し上か同じくらいの人を選ぶと無理なく背伸びをせずに気楽にお付き合いができ、結婚生活のすり合わせもしやすいのです。

また、ハイスペックすぎる男性は、「女性なら他にもいる、自分がいくらでも選べる立場にある」ということを理解しています。ですので、よっぽどお相手のハートにズキュンと刺さる何かを持っていないと、最後の一人に選ばれるのは難しいでしょう。

さらに、いわゆるハイスペ男性の傾向として、自分の方からお申し込みをして積極的にデートに誘った女性と結婚する方がほぼ100%です。ということは、お嫁さんとして選ばれる外見や人柄、仕事観、家事スキルなどを磨き、それを余すことなくプロフィールに反映させておかずには選ばれません。(我こそは、という方は最高のプロフィール作成をサポートしますのでご相談くださいね)。

その結果、ハイスペ婚では、女性が自分から選ぶのではなく、選んでいただくというスタンスが必要です。逆にいうと、いつまでもじーっと待っていてお申し込みされないなら、どんどん時間が無駄に過ぎていってしまうというリスクもありますよ。

それに対して優良なスペックとは、あくまで女性が自分自身を基準として無理なく一緒にいられるスペックです。なぜこんなことをわざわざ書いているかというと、実際にハイスペ男性とお見合いが成立しても会話が噛み合わなかったり、マウントを取られて不快な思いをする会員様もいるからです。

人によっては、交際中は上手に女性を立ててご機嫌を取っておいて、成婚した後で豹変するというケースもあるので怖いのです。

一番いいのは結婚後に豊かになること

実は結婚前から男性が高年収でキャリアに成功しているケースよりも、結婚して家族として頑張っているうちに徐々に社会的な立場が上がっていく方が幸せになれるものです。そこには、男性が一人で頑張った成功ではなく、二人がチームとして築き上げた二人の功績である、という達成感があります。

結婚相談所でもアプリでも、年収という項目は確かにあります。けれど参考適度にしておくことをお勧めします。というのも、30代はまだまだ伸び盛り。40代に入ってからググッと出世したり、資産が増える方もたくさん見ています。人によっては50代60代でお父様が亡くなり、会社を引き継いでから上向きになられることもありますよ。そのことを念頭において、年収よりも伸び代に注目してお相手を選ぶことをお勧めします。

女性の方が出世するケースも

最近では、結婚して子供を産んだ後で女性の方がどんどん出世するケースも出てきています。そうなってくると、夫となる男性には、経済力よりも家事能力、子供と妻への気配り・めんどう見の良さなどが必要とされています。

ポイントは、二人合わせて豊かになれればそれでいいという発想を持つことです。

もしかして現状では「まさか!出世なんて私には関係ないわ」と思っているかもしれませんが、何がどうなるかわからない時代なのです。柔軟性があり、男のメンツに固執しない男性を選ぶと同時に、いざという時は自分がメインとなって働く覚悟を女性も持っておくといいでしょう。

知り合いのエリート男性もこう言っていました。

「いざとなったら私が稼ぐから、心配しなくていいわよ。あなたはのびのびとやってね」

という妻の言葉のおかげで根を上げずに頑張れてます。失敗して財産を失ったらどうしようという不安やプレッシャーがどれほど軽くなっていることか…

だそうです。

エリート男性だって、必死で今の地位を築いて、キープしているのです。そこには何大抵でない緊張感やストレスがあるようですよ。

まとめ

ハイスペ以上に結婚相手におすすめの男性は、「自分と釣り合う、そこそこ優良スペック男性」です。さらに付け加えるなら、

・気配りや共感ができるひと

・交際中せっせとデートに誘ってくれるひと

であれば文句なしにお勧めです。そのくらいデートの頻度は重要です。もしもハイスペ男性と仮交際に入れても、デートは月に一回だけ、メッセージは週に一回程度、という状況では二人の距離はいつまででも縮まりませんから、結婚なんて夢のまた夢。仕事で忙しい働き世代の方々が、週末家で寝ていたいのをグッとこらえて、わざわざデートをすることに価値があるのです。

プロポーズは長い長い結婚生活のスタートに過ぎません。そこから始まる数十年間の結婚生活をしっかりとイメージしながらお相手選びをしましょうね。

婚活中に迷ったり、つまづいたときは私がサポートしますよ!

セレブに憧れた50歳初婚女性のご成婚体験

田舎でセレブに憧れての婚活

マコさん(仮名)と初めて出会ったのは、彼女が49歳の時でした。

このままずっと独身で一生を終えることになるのは怖いんです。本音をいうと結婚して遊んで暮らせるセレブになりたい。

そうおっしゃってご入会されました。

当時の彼女は、地元でそこそこの名家のお嬢さんということもあり、また、妹さんがとんでもないハイスペック婚(妹さんご自身も大変なハイスペ女子ですが)をしていることもあって、自他ともに認める

理想が高すぎる婚活女子

の典型のような方でした。最初の面談で出てきた言葉は専業主婦希望、とのこと。今正社員で働いているけれど、不動産関係の仕事は残業や休日出勤もありストレスが溜まるので早く辞めたい。とおっしゃっていました。

お相手の希望ですが具体的には

  • 年収は最低800万、その他資産があって子供がいない方
  • できれば年下、我慢して年上でも1,2歳まで
  • 専業主婦をさせてくれる人がいい
  • 結婚後はお友達と自由に旅行がしたい
  • 背はそんなに高くなくていいけど、お顔は綺麗な人がいい。お腹が出ているのは嫌。

さらには「優しくて、私のわがままをなんでも聞いてくれる人じゃなきゃ無理。そうじゃないと結婚する意味がないでしょう?」

とおっしゃっていたのです。婚活男性が聞いたら即お断りしそうですよね。

やれやれ困ったぞ

内心私でもそう思いました。正直カウンセラーとしては、最も厄介なタイプなのです。

男性にとってのメリットがわかりづらい

30代、40代の婚活で、まるで10代20代の女性のように結婚とは”王子様とお姫様”になることという夢を持っている人は婚活が大変です。

聞けばお料理は苦手、家事全般嫌いだけど専業主婦がやりたい。子供はいらない。というので、厳しいようですが、実質ニート希望と言っても過言ではありません。

「結婚生活はどっちかがお客さま、というわけにはいかないよ、見返りを求めない”ギブの精神”がないと、誰からも与えられないまま欲しがってばかりで何も手に入らないんだよ」そう伝えたこともありました。

頭ではわかるんですけど、、、と言いつつコツコツ貯金をして、自分磨きを頑張っていたマコさんでした。

ですが、あまりにもお見合いで合う人たちが

理想とはかけ離れている

という現実に、婚活が嫌になってしまった時期もありました。

このように、自分だけにメリットがある結婚を望むと、なかなかご成婚はできません。

例えば婚活をしている男性でも、

  • 家事を基本的に全部やって欲しい
  • 子供も産んで育てて欲しい
  • 働いて家にお金を入れて欲しい
  • できれば親の介護もやってほしい

と何でもかんでもあれしてくれ、これしてくれ、のクレクレ星人だとまず結婚は難しいでしょう。せめて家事育児は自分も積極的にやるのが当然、くらいのスタンスが今どき”普通”なのです。

でも宝くじみたいな夢を結婚に求める人っていつの時代もいますよね。結婚を本気でしたいなら、お相手目線に立って”自分と結婚をしたくなるかどうか”考えてみることが大切ですよ。

いよいよ焦りが本格化してくる

「理想の王子様じゃないなら、結婚なんかしなくていい」

と婚活スタートした当時は自分からバッサリとお断りをしていたマコさんでしたが、50歳の誕生日を境にぱったりとお見合いが組めなくなり始めました。そうなると、少し条件を下げてもいいから、会ってくれる人を大切にしなくては、と悩み始めます。

50歳という響きの重さに、さすがに贅沢を言っている場合じゃないと本格的に焦ってきたのです。

自分からもお申し込みをしては断られる、を何度も繰り返した後、ひょっこりお申し込みしてくれたのが、トモナリさん(47歳・仮名)でした。

年収は500万代だし、顔は全然タイプじゃない。でも身長は175cmあってスリム、しかも年下なのは貴重かも。年上だとすぐに定年退職で夫の介護が必要になりそうで不安だから。

そう判断して、お見合いをしたそうです。

その時のことをこう語っていました。以下マコさんの言葉です。

 彼をひと目見た瞬間、他の男性たちとは全然違うと思いました。笑顔が自然で、しっかり目を見て話すし、穏やかで寄り添ってくれる感じも良かった。何よりアラフィフ男性特有の、

 「自分は違ってない!真面目に生きてきたんだから誰にも文句を言わせないぞ」

 という、頑なな雰囲気が全く感じられませんでした。

そしてなんと、一時間ほどのお見合いの席で別れ際に、

「良かったら僕と結婚を前提にお付き合いして下さい」

そうトモナリさんはおっしゃったそうです。

決断が早い男性はスムーズに結婚できる

実はトモナリさんは再婚でした。

彼の仕事は転勤が二、三年に一回とかなり多いのが離婚の理由とのことでした。

聞けば今回のいきなりのプロポーズも、3ヶ月後には転勤が決まっているからのんびり時間をかけて選んでいられない、という背景がありました。

個人差はありますが多くの場合、初婚の方と違って、再婚の方は結婚に対して”過剰な”夢や憧れをもっていません。結婚は夢や憧れではなく現実なのです。

ましてやアラフィフ婚となると、子供が欲しいか欲しくないかで婚活の難易度がガラリと変わります。

トモナリさんからの申し出は、マコさんにとって(婚活に疲れ果ててもう一刻も早く結婚がしたい)と思っていたタイミングで、まさに救世主に見えたそうです。

そうは言っても最初は「付き合う前から結婚の話なんて」、と戸惑っていましたが、お互いの近所に遊びに行ったりしているうちに自然と「この人となら幸せになれるかも」と思い、交際2ヶ月でプロポーズ、と同時に横浜へのお引越しとなったそうです。

念願の専業主婦になってみて

マコさんがいうには、

「夫の転勤がイヤという人は多いかもしれません。でも転勤族の妻ということは、一つの仕事をずーっと続けられないわけですから、私にとっては願ったり叶ったりでした。

最初はそんなにお引越しが多くてやっていけるかな、と少し不安にもなったし、母も心配していたけど、今は旅行気分でいろんな土地の文化や名物を楽しめるからワクワクしています。面倒なご近所関係も、2年もすればサヨナラできると思えば、笑ってスルーできますしね!

なんと言っても、トモナリさんのお料理上手で、朗らかなところが大好きなんです!すっぴんでも、無職でも、可愛いよって言ってくれますしね。『少し落ち着いたらパートくらいしてみたら?毎日ひとりぼっちは辛いでしょう?』とは言われてますけど笑、まあぼちぼち考えます。実は私、婚活中に始めた株でけっこう儲かっていて、あまりお金には不安がないんです」

とのことでした。

結婚をあきらめなかった理由

40歳や50歳のお誕生日を機に婚活をやめてしまうという方、時々おられるようです。が、実際のところ幸せになるのに年齢は関係ありません。

婚活をする時、さまざまな壁にぶち当たりますが、一番大事なことは投げ出さないこと。

また、もしもお金の不安があるなら、結婚して養ってもらう以外の、お金の不安を解消する方法を見つけることも大切です。物価高騰や円安など、経済的な不安を理由に婚活をする人は増加傾向ですが、結婚をお金目当てですると大変なしっぺ返しに合うでしょう。どんな結婚でもそれなりに苦労や我慢はつきものです、ですが、結婚しないと味わえない幸福も必ずあるのです。仲人は、マコさんがくじけそうになるたびにそのことを伝え続けてきました。

私ごとですが、31歳で結婚をしてから子供が欲しかったけれどできずに現在に至ります。

子供ができないなら結婚する意味がない、とおっしゃる男性をお見かけしますが、どうでしょう。

ちなみに、我が家では夫が休日に手作りのパンを焼くのは、妻の私を喜ばせるためだそうです。秋の夜長に一緒にお散歩しながらお月見をしたり、うなぎを食べるためにわざわざ浜松まで旅行したり、そんな自由で身軽な生活ができるのも、子供がいない夫婦ならではかもしれません。

先日は私がぎっくり腰をしたとき、夫が腰をマッサージしてくれて、靴下をはかせてくれました。逆に私がりんごをむいた時、しばしばゲームで両手が塞がっている夫に、「アーン」と食べさせてあげたりします。

日常のささやかな幸福に満たされるのが結婚の醍醐味です。本当に価値のある幸福とは、実はお金では買えないのです。

人生100年時代、孤独に悩んだり老いに不安を抱えながら生きていくよりも、1日でも多く1秒でも長く皆さんが笑って暮らせたらいいなと心底思います。

マコさんも私の家庭の話を聞いて、「荻田さん夫婦みたいなカップルになりたい」と結婚の夢を諦めずに頑張ったから幸せになれたそうです。玉の輿ではないけど、温泉みたいにリラックスできて心地いいと微笑んでいましたので、今回ブログに書かせていただきました。

もう一度言いますが、幸せになるのに年齢は関係ありません。結婚したい、そう思ったならご相談くださいね。

ぶどうの樹結婚相談所 おぎた