婚活ではドキドキしなくていい
結婚相談所に限らず、結婚を決める時のカップルってときめきよりも安心感、スリルやワクワクよりも少し退屈なくらいの安定感が大切なのです。
私自身、学生時代に夫に一目惚れしましたが、その後10年の交際を経て、彼のウラもオモテも知ってから結婚しました。ですので、恋愛結婚ではあるものの、新婚の時はすでに「恋のときめき」とは違う感情に変化していました。
でもでも、やっぱり恋愛感情って結婚に絶対に必要でしょ!?
そう思うお気持ちはよく分かります。とはいえ
私の話に共感してくれないから嫌
デートで奢ってくれないから幻滅した
そんなことを言っているうちはまだまだ結婚は遠いもの。
見た目が不快ではなくて、ちゃんと定職についていて、人間らしい心を持っていて、何よりもあなたのことを「いい女」と思ってくれる、そういう男性を見つけられたら実際のところ十分に幸な結婚はできるのです。なぜなら、結婚は、恋愛の好き以上に、家族として好きという目線が重要だからです。
ドキドキの正体は不安感
女性が男性にドキドキする理由は、大抵は不確定要素があるから。
ひとことでいうと
「何を考えいてるのかよくわからないから、ドキドキする」のです
その証拠に、彼と目が合うだけでキュンキュンドキドキする!と言っていた20歳の私も、遠距離交際が続き、同棲を5年もした30歳になる頃には
あーあ、彼がどっかの御曹司だったらな〜
どうせなら医者や弁護士がよかったな〜
などと平気で身の程をわきまえない理想を求め出していましたからね(失礼!)。
あんたたちお似合いよ。もういい年齢なんだから、いつまでも夢ばっか見てないでさっさと結婚しなさい。
と母が言ってくれなかったら、53歳の現在もシンデレラドリームを追いかけていたかも…と少しゾッとします。
逆に御曹司と交際しても、物語の王子様のようになんでも叶えてくれるわけではないのが現実です。
それを知った瞬間の女性たちの冷め方の早さをみたら、
まさか男性の経済力にときめいていたの?
わがままを言える環境にときめいていたの?
と聞きたくなるほどの変わりっぷりです。
安心感がもたらす優しい愛情がある
今まさに婚活中の方や、これから婚活中の方には想像ができないかもしれませんが、隣にいるだけでほっと安心して息がしやすくなる、そんな関係が一番いい状態です。
彼の前だと安心して、私、よく笑ってるかも
そんな風に思えたら、ときめきよりももっと尊い、”安心感とセットでやってくる幸福感”を味わうことができるでしょう。そしてそれことが、結婚の醍醐味なのです。
ご成婚している人たちの証言
ご成婚できた女性たちは、
「ときめきはないけど、彼と一緒にいると楽しいし、安心」
とおっしゃっています。
恋愛ではなく、結婚をしたいと現実的に考えている男性は、「ワクワクドキドキさせて欲しい」というお姫様願望、ヒロイン願望に対してむしろ警戒しますよ。そういう女性は子供っぽいからパートナーには見れないと思っているようなのです。
一緒に楽しむことはいいけれど、お相手の言葉に一喜一憂したり、エスコートの巧みさで結婚相手を選ぶのは危険すぎる、と覚えておいてください。
少し不器用だけど、私のことを大切に思ってくれているのが伝わる。
くらいが結婚相手にはベストなのです。
結婚は、おとぎ話ではありません。自分にとっては一世一代の大勝負と思うかもしれませんが、世の中の多くの人たちが普通にしてきた自然な営みなのです。結婚に大げさなメロドラマを求めず、地に足の着いた関係を築いていくのがコツです。
結婚してから惚れ直すことも
実は我が家は結婚してもう20年ですが、今でも時々夫に惚れ直しています。
夫がお料理の腕前をあげていたり、私が好きそうなドラマを見つけてきてくれたり、私が酔って帰ったら、お風呂とお布団が準備されていた時に「きゅん」となるのです。また、私が作ったヘンテコ創作料理をおいしすぎると大絶賛してくれたり、ただただスヤスヤと眠っている夫の寝顔を見た時、眠れずに一緒にビールをコンビニへ買いにいく夜にも、愛情がわき起こってきますよ。
月に2回くらいは「この人と結婚して本当に良かったな」そう思っています。
結局、夫婦の愛情なんて、長い時間をかけて行動で示し続けることでしか育まれないものかもしれないな、と思う今日この頃です。
人生に苦も楽もあるように、いい時ばかりではないのが結婚生活。
ドキドキはあっという間に冷めますので、噛めば噛むほど良さがわかる、そんな人を見つけて一緒に成長していくという発想が肝なのです。
恋愛と結婚の違いがわからない、でも結婚してみたい、そう思ったらご相談くださいね。