婚活で地雷ワードを言っていませんか?
結婚相談所の門を叩く30代〜40代の男女の75%前後の方が、
- 子供が欲しいから結婚したい
とおっしゃいます。それは自然なお気持ちだと思います。1
もちろんこれらは本心だと思いますが、どうもストレートにお相手に伝えると、とっても自己中心的なニュアンスに伝わってしまうので良くないのです。
お相手の気持ちを考えて言おう
例えば、「子供が絶対に欲しい」と思っている男性。特に経済力があり、ある程度社会的にも成功している男性に多いのですが、お金ならある、という自信からか
子供が絶対に欲しいんです。自分は長男(もしくは一人っ子)なので、子供はマストなんですけど大丈夫ですか?
なんて言い放っていませんか?
もしもお金があっても、もしも事情があり、子供が必要だとしても、妊娠・出産のように、女性の身体や生命に関わることを軽々しく「絶対」などというのは非常に思いやりがない言い方です。
仮に女性も子供をのぞんでいたとしても、言い方一つでドン引きさせてしまう可能性があります。身体的な負担だけでなく、子供を儲けることによって、人によっては仕事を辞めたり、セーブする必要が出てくるケースもあり、また仕事を続けるとしても大きな負担を背負うのは主に女性なのです。
でも逆に、女性の方から先に
私、子供が絶対に欲しいんです!
と言ってきたとしたら、
僕もそう思ってる。欲しいよね、子供!
は全然問題ないのです。要はお相手次第で言っていいタイミングや言葉の使い方があるよ、ということなのです。また35歳を過ぎると妊娠できる確率は低下すると言われているため、特に40歳前後で子供を持ちたいと思っている女性にはこの「絶対に欲しい」という男性の言葉がズシンと重くなってしまうのです。
お相手への過度な要求は基本NG
想像してみて下さい。
あなたが東京学合格を目指している、受験生だとしましょう。
もしも親御さんが「(お金ならあるから)絶対東大に現役合格しなさい」と言ったらどう思うでしょうか?自分だって合格したいから頑張るけれど、【絶対に】受かるとは断言できないのではないでしょうか。お金があるから学費は問題ない、のかもしれませんが、お金さえあればなんとかなるものではありません。自分の人生が左右される選択をまわりが勝手に合格しろ、とおしつけていいものではありませんよね。特に、初めての受験なら、試験当日まで何が起こるかわかりません。不安がある上に強いストレスをかけると、大抵物事はうまくいかなくなってしまいますからね。
それと同じような、いやそれ以上のことを、まだ出会って数週間のお相手に平気で言っていると考えると、いかに”自分には時間ない”と切羽詰まっているからといって、配慮がなさ過ぎます。妊娠するのも出産するのも、授乳するのも女性です。子供を産み育てることに関しては、何よりも一番に女性の気持ちを尊重する姿勢が不可欠であると認識しましょう。
女性でもそうです。
子供の頃からの夢で、結婚したら新築の一軒家に住みたかった、結婚したら専業主婦になって3食昼寝付きがいい、と、思うのは自由です。ですが、自分は何もせずにただお相手に「ああしてこうして」というのはあまりにも図々しいというもの。
この線は絶対に譲れない!
と頑なに自分の理想だけ主張していると「自己中心的で感じの悪い人」と思われて、その結果子供どころか伴侶さえなかなか持てないのが婚活なのです。
幸せな家庭を作れた人がしていること
実は結婚相談所で婚活スタートから半年以内で結婚できて、一年以内に子供を授かった人たちに共通の特徴があります。それは、子供が欲しいとかお家が欲しいとか、働きたくないなど自分の希望を声高に言わない、ということです。
これってどんなモテるテクニックよりも、美しさや高い年収よりも重要なことかもしれません。
- いいな、と思ったお相手とは毎週きちんきちんと会っていく。
- 今目の前のデートを楽しむこと、お相手を楽しませることに全集中する。
あとは交際2ヶ月が立つ頃に真剣交際どうしますか?→YES
3ヶ月が経過する頃にそろそろ結婚を考えてますか?→YES
これだけ。先回りして高級海外ブランドの指輪を買ってくれとか、自分の実家のそばに住みたいとか、何か自分にだけメリットがあるような要望をゴリ押ししようとすると交際が終了し、振り出しへ戻るのです。
どうしてそうなのか、わかりますか?
それはそもそも家庭を持つ、ということは、自分の欲望を満たすことよりも、一生隣にいるお相手のそれをまず聞いて、尊重することだからです。自分が一番かわいいのはみんな一緒です。だからこそ、パートナーを一番に大切にしてあげることでグッとくるのです。
お父さん、お母さんの行動を思い出して下さい。どんなに眠たくても、あなたが泣いたらあなたを最優先してオムツを変えたり、ミルクを飲ませてくれたでしょう。自分の欲しい車や行きたい旅行を少しの間辛抱して、あなたの学費に回し、あなたの欲しいものを優先的に買ってあげたのでないでしょうか?
家族の幸せが自分の幸せでもある、お互いにそう感じる心がないと、あるいはもし結婚できたとしても、それぞれが自己中心的に振る舞い、幸せな家庭は築けません。
思いやりの心、というと月並みに聞こえるかもしれませんが、そうやって私たちは人に優しくすることをまず一番最初に家族から学んで大きくなるのです。
まとめ
何度お見合いをしても、何人と交際しても婚活がうまくいかない人は大抵、少し思いやりが足らない人です。その結果、自分が損をしない人を必死で探しているようです。目の前の方を楽しませるようなことはしない割に、「あの人ってケチでちっとも楽しくない」「子供を産んでくれると思ってご飯を奢ったのに、いやとは何ごとか!」と批評をしていませんか?
独身時代って自由気ままにいられるので、独身が長引くほど、悪気なく自分の満足を最優先して、お相手の満足を考えなくなるようですよ。逆に自分はこれでいいけど、お相手はどう感じるのかな、とほんの少しでも立ち止まって考えられるようになれれば突然道が開ける、その理解へプロセスが婚活なのです。
なぜなら、家族を持つって自分よりも大切な人ができる、ということだからです。
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もう直ぐクリスマスですね、どうぞみなさまご家族をまずは大切になさって下さいね。私はいつもクリスマスシーズンは、会員様のプロポーズの成功を心から応援してハラハラドキドキしております。
今年もいいニュースがたくさん聞けそうです。
荻田
- マイナビニュース「婚活男女、結婚後「子どもを希望する」割合は?」2024年9月29日 ↩︎
